制作実績
日清食品株式会社 様
記憶を包むデザイン。カップヌードル限定パッケージ制作
- 業種
- 食品・飲料
- ソリューション
- パッケージデザイン
- エージェンシー
- スタッフ
- デザイナー:寺崎元貴
デザイナー:三品しずく
プロデューサー:古田清華
<制作カンパニー>
デジタル制作カンパニーZERO










制作概要
- お客さまのニーズと課題
- 日清食品株式会社様の「カップヌードル」は、創業者の安藤百福氏によって1971年に誕生し、今では世界中で愛されているロングセラー商品です。さらにその人気は地球を飛び出し、宇宙食としても開発されている、まさに“宇宙規模”の食べ物です。
たきコーポレーションでは、2020年に流行語をテーマにしたカップヌードルのパッケージを制作。この実績を評価され、今回は「ユーザーの思い出」をテーマにしたパッケージ制作をご依頼いただきました。カップヌードルにまつわる思い出をユーザーより集め、「100種類のパッケージ」を制作したい、ということが今回のご依頼内容でした。
前回に比べ文字数や使用する漢字が多く、制作点数も多いため、進行面での懸念がありました。スケジュールがタイトであるなか、前回の経験を活かし、デザインのトーンを踏襲しながら、今回のテーマに適した形で丁寧に制作を進めました。
- 私たちの解決策と
制作へのこだわり - 最大の課題は、1文字ずつロゴのニュアンスを汲み取りながら進める「作字作業」でした。その数は約600文字にのぼり、2020年を上回るボリュームとなりました。
100種類のパッケージを限られたスケジュール内で完成させるためには、高い集中力と作業工程の効率化が欠かせませんでした。
膨大な作字作業を計画的に進めるため、まず必要な文字をすべて洗い出し、1日の作業ノルマを設定。可読性と見栄えの両立を図りながら、全体のバランスを細かく調整。またクライアントから随時フィードバックをいただくことで、方向性を共有しながら効率的に進行することができました。
2020年のデザイントーンを基調としながら、文字数が多い中でも視認性や可読性を損なわないよう工夫しました。配置や余白、全体のバランスに気を配りながら丁寧に調整し、パッケージとしての見栄えも良くなるように細部まで作り込みました。また、ユーザーの思い出を反映したデザインというのを常に意識し、1つ1つのパッケージが特別な意味を持つものになるように心がけました。
クライアントのご意見も取り入れ、より満足度の高い仕上がりを目指しました。
- 結果(成果や評価)
- 全国のユーザーから寄せられた商品にまつわる思い出を反映することで、ユーザーとブランドのつながりを深め、世代を超えた共感を生み出しました。SNSでも話題となり、ユーザーそれぞれがカップヌードルとの思い出を振り返る時間や、商品を通したコミュケーションのきっかけを届けられたのではないかと感じています。
ブランドの親しみやすさを改めて感じてもらいながら、販売促進やブランドイメージの向上にも大きく貢献することができました。
■本案件に関する受賞ニュースは下記URLよりご覧頂けます
【広告賞受賞】第64回2025年ジャパンパッケージングコンペティション(JPC)にて経済産業大臣賞を受賞しました