制作実績
株式会社たきコーポレーション
節目を一緒にお祝い。65周年記念キャラクター制作・ネーミング

ライヴィーとムーヴィー

ライヴィー&ムーヴィーのポスター

ポスターのディテール

Tシャツ

ぬいぐるみ

お祝いケーキ
制作概要
- お客さまのニーズと課題
- 株式会社たきコーポレーションが65周年を迎えるにあたり、周年記念ロゴの社内コンペを開催しました。本コンペに参加した米山は、9年間在籍している当社に対して、何かの形で貢献したいという強い思いがありました。また、米山が所属するブランディング支援カンパニー「IGI」の部長からも参加を促され、その声が米山を後押しする大きなきっかけとなりました。その結果、「当社を支援したい」という気持ちが実を結び、米山が手掛けたキャラクター(ロゴ)は、65周年を彩る存在として多くの場面で活躍することとなりました。
周年ロゴを制作する際の課題は、数字(年数)をどのように表現するかという点に集中しがちです。しかし、米山は「周年ロゴの新たなフロンティア」を見つけていきました。そして最終的に、当社のパーパス「つくる。その喜びで、生きる。動かす。」から着想を得て、「数字が生き生きとキャラクターのようになる」という実験的なコンセプトに辿り着きました。
- 私たちの解決策と
制作へのこだわり - 今回制作を通じて改めて感じたことは、「キャラクターの魅力を作るのは難しい」ということでした。「可愛い!」だけではすぐに飽きてしまい、姿や形のわずかな違いでも魅力が薄れてしまいます。そのため、キャラクターに「こういう存在かな?」や「こんな魅力もあるのかな?」といった独特の「クセ」を持たせることを意識しました。たとえば、ライヴィーには大きな歯を、ムーヴィーには少しダウナーな佇まいを加えることで、キャラクターに個性を持たせました。
またキャラクターの方向性が決まった後は、生成AIを活用して形状や表情のバリエーションを探求しました。無限に生成されるパターンの中から、これだ!という姿や表情を見つけることができ、確信を持ってデザインを進めることができました。
そして、キャラクターが完成したら次は名前をつける作業が待っています。名前があることで、キャラクターに命が宿り、愛着が湧きます。ライヴィーとムーヴィーの名付け親は、当社のコピーライター・林です。名前には、当社のパーパス「つくる。その喜びで、生きる。動かす。」を反映させました。このパーパスを象徴するキャラクターとして、「LIVE」と「MOVE」を語源にし、さらに動きや突き進んでいくイメージを込めて、語尾を伸ばした「ライヴィー」と「ムーヴィー」という名前が生まれました。このキャラクターたちが、当社のパーパスの浸透を後押ししていくことを願っています。
- 結果(成果や評価)
- 65周年のロゴは、社員投票に加え、当社役員会からの意見をもとに決定しました。多くの作品が並ぶ中、キャラクターがベースとなったロゴに対して「実験的な試みができたことは大変いいことだった」と感じつつも、一方で「新たなフロンティアを自分で探してみたものの、少し飛ばしすぎたかもしれない」、「票が集まらないかもしれない」と不安な気持ちが混在していました。
しかしその後「ロゴではないが、キャラクターとして採用したい」という連絡を受けたときは、「こういうこともあるのか!」と驚きました。周囲からは「とても良い」「かわいい」「グッズにしたい」といった声が多く寄せられ、非常に嬉しく感じました。その中でも、最も印象に残ったのは常務取締役の湯浅からの言葉でした。
「クリエイティブな会社だから、型にはまらない遊び心が必要だと思っていたが、米山の案を見て直感的にそれを感じた。」
また、数十年前の周年記念ロゴを見せてもらい、「この頃のインパクトが欲しかった」というコメントもいただき、とても印象に残っています。