制作実績
小田急電鉄株式会社 様
“EMot”の認知向上に向けた駅構内での多言語広告デザイン展開
- 業種
- 鉄道・バス・航空
- ソリューション
- プロモーション
- エージェンシー
- スタッフ
- アートディレクター:中尾圭介
デザイナー:中尾圭介・徐家桐
プロデューサー:山田健太・長井一磨
<制作カンパニー>
グラフィック制作カンパニーONE

箱根の魅力が詰まったクリエイティブ

中国語版クリエイティブ

掲示されている様子
制作概要
- お客さまのニーズと課題
- 日本のみならず、海外からも多くの観光客が訪れる箱根。箱根登山線や箱根登山バス、箱根ロープウェイなどを自由に利用できる「箱根フリーパス」で観光したことがある、という方も多いのではないでしょうか。この箱根フリーパスは高い認知度を誇る一方で、電子チケットサービス「EMot(エモット)」の認知度がまだ低いことがクライアントの課題でした。
そこで当社に、訪日観光客に向けて「デジタル箱根フリーパス」の認知拡大と売上向上を目的に、駅ホーム内に英語版・中国語版の看板広告の制作をご依頼いただきました。
設置場所や観光客の動線を分析し、「利便性」「時間節約」「コストパフォーマンス」といった訴求ポイントが直感的に伝わるようにデザインを工夫。駅構内という掲出環境をふまえ、「呼びかけ」「必要最低限の情報」「簡単なアクセス」を重視し、その場ですぐサービスにアクセスできるよう二次元バーコードも掲載しました。
- 私たちの解決策と
制作へのこだわり - 英語・中国語の2言語で制作するにあたり、観光客に直接呼びかける構成の広告であることから、翻訳前のカンプ段階でも、細かな言い回しや言葉のニュアンスをできる限り再現する必要がありました。特に、文化や認識の違いによって意図が正しく伝わらない可能性もあるため、表現の選び方には細かな調整が求められました。
そこで、他社のインバウンド向け広告事例を分析したうえで、箱根の名所を写真やイラストでコラージュし、ピクトグラムも活用。視覚的に直感的な理解が得られるよう、デザインにも工夫を凝らしました。翻訳に関しては、自動翻訳には頼らず、AIを活用してさまざまな言い回しを検証。翻訳時にも細かなニュアンスをきちんと反映できるよう、精度の高い表現を追求しました。
単なる箱根観光の魅力を伝える広告ではなく、「EMot」を利用することで得られる利便性や快適さといった価値をどう効果的に伝えるかにこだわり、制作を進めました。
- 結果(成果や評価)
- クリエイティブに掲載した二次元バーコードを通じて、ユーザーからのアクセスが確認されていると伺っています。特に英語版には、比較的多くのアクセスがあったようです。