TAKI BLOG
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テーマ:採用・リクルート
更新日:2026.08.26
デザイン会社に向いている人って、どんな人?
経営企画室
採用/育成担当・執行役員
天明久尚

こんにちは。たきコーポレーションで人材採用・育成を担当している天明です。学生さんと話していてよく聞くお話、たくさんあるのですが、本日もその中からひとつ。
「デザインを仕事にしたいけれど、自分がどんな会社に向いているのか分からない」
これ、めちゃくちゃ分かるんですよね。ひとくちに「デザインの仕事」と言っても職種は山ほどありますし、会社によって仕事の進め方もまるで違います。スピード重視でどんどん動く会社もあれば、プロセスを積み重ねてじっくり仕上げていく会社もある。チームで大きな案件を動かす会社もあれば、一人ひとりの専門性で勝負する会社もある。
だから「有名だから」「なんとなく憧れがあるから」で選ぶと、入ってから「あれ、思ってたのと違うかも?」となりがちなんですよね。
そこで今回は、デザイン業界の業種ごとの特徴と、それぞれにどんな人が向いていそうか、私なりの視点でまとめてみようと思います。就活での会社選びの、ちょっとしたヒントになれば嬉しいです。

デザイン業界と言っても、働き方はいろいろ
まず前提として「デザイン業界」とひとことで言っても中身にはかなり幅があります。ざっくり一例を挙げると、こんな感じに分けられます。
・広告会社系
テレビCM、プロモーション、キャンペーンなど、「世の中に広く届ける」ことが得意な業種です。大きなムーブメントを生み出すような案件に関わることも多く、職種も多種多様。マーケティングやメディアなど、いろいろな部署と連携しながら進めるスタイルで、流行への感度やスピード感のあるコミュニケーションが求められる場面も多めです。
・デザインプロダクション系
グラフィック、Web、映像、パッケージ、ブランディングなど、「ものをつくる力」で勝負する業種です。アウトプットの質そのものと向き合う時間が長く「どう作るか」「どう見せるか」をじっくり考える環境が多い印象があります。グラフィックが強い会社、デジタルが強い会社、映像に強い会社、ブランド構築や体験設計が得意な会社、あるいはそれらのハイブリッドなど、企業によってかなりカラーが違うのも面白いところです。
・コンサルティング系
最近増えてきている領域です。「そもそもなぜその課題が起きているのか」から考え、経営や事業戦略とセットでデザインを扱います。UXやサービスデザインなど、リサーチや論理的思考を重視する場面も多く「問題解決の手段のひとつとしてデザインを使う」感覚があります。
・出版・印刷会社系
編集、紙媒体、販促物、出版物など、情報を整理して正しく届けることに強みがある業種。長年かけて積み上げられた制作フローや品質管理の文化がある会社が多く、安定感のあるものづくりを経験しやすいのも特徴です。
・一般企業・インハウス系
メーカー、IT企業、ゲーム会社、化粧品会社、アパレルなど、事業会社の中でデザイナーとして働くスタイルです。自社ブランドやサービスを長く育てていく感覚があり、「作って終わり」ではなく運用や改善まで関われるのが魅力です。
業種によって、向いている人はけっこう違う
「この性格ならこの業種一択!」というほど単純な話ではないのですが、体感として傾向はあると思っています。
広告会社系に多いのは、企画を考えるのが好きで、世の中の流れや話題に敏感な人。「企画を練って、社会や人を動かしたい」というタイプは、このフィールドで力を発揮しやすい印象です。
デザインプロダクション系に多いのは、とにかく作ることが好きな人。いろんな領域の仕事を経験したいとか、「このデザインがブランドや成果にどう影響を与えているのだろう」と気になってしまう人にも合いやすいです。「かっこいい」で終わらせず「何をどう伝えれば効果が高まるか」まで考えるのが楽しい、という人は特にハマると思います。
コンサルティング系に多いのは、情報を整理したり分析したりするのが好きな人。「そもそも何が課題なのか」を考えたくなるタイプ、感覚だけでなく根拠を持って提案したいタイプはフィットしやすいでしょう。
出版・印刷会社系は、情報整理が好きで品質への意識が高い人。安定した制作フローに安心感を覚えるタイプにも向いています。
インハウス系は、ひとつのブランドを長く育てたい人、ユーザー目線で改善を続けたい人。デザインが好きというだけでなく、その会社が扱っている商品やサービス自体に愛着を持てる人は、それが大きな強みになります。
迷ったら、「何が好きか」から考えてみる
ここまで読んで、「結局自分はどれなんだろう」と感じた人もいるかもしれません。でも、実際の現場を見ていると、コンサル向きに見える人がデザインプロダクションでバリバリ活躍していたり、逆にプロダクション向きに見える人が広告代理店で結果を出していたり、というのはよくあります。だから、そこまで厳密に自分のタイプで業種を絞りすぎる必要はないと思います。
もし迷うなら、
・自分は何をしている時が楽しいのか
・どんな時にテンションが上がるのか
・逆に、どんなことだと続かなそうか
このあたりを、企業研究をしながら少しずつ知っていくのがおすすめです。インターンシップやオープンカンパニーに参加して、社員と直接話してみるのも良い方法だと思います。
こんなタイプなら、デザインプロダクションも選択肢に
最後に少しだけ、デザインプロダクション寄りの話をさせてください。もしあなたが、
・街で見かけた制作物の「意図」をつい考えてしまう
・制作物の質を上げていく工程そのものが楽しい
・黙々と試行錯誤する時間が嫌いじゃない
・仲間とアイデアを出し合うのも好き
こんなタイプなら、デザインプロダクションという環境は合うかもしれません。もちろん華やかなことばかりではなく、地味で地道な作業も多いです。それでも「もっと良くしたい」を積み重ねていくことに面白さを感じる人にとっては、やりがいのある仕事だと思います。
同じ「デザイナー」という肩書きでも、働く場所によって見える景色はまったく違います。
「有名だから」「みんな受けているから」だけで選ぶのではなく、自分がどんな環境なら自然に力を発揮できそうか。そんな視点で会社を見てみると、新しい発見があるかもしれません。そして、もしデザインプロダクションという働き方に少しでも興味を持ってもらえたら、ぜひ私たちの仕事ものぞきにきてくださいね。
