制作実績

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自然な”さくら”の香りとお茶の甘みを表現。「さくら緑茶」店頭販促物制作

株式会社伊藤園 様

自然な”さくら”の香りとお茶の甘みを表現。「さくら緑茶」店頭販促物制作

業種
食品・飲料
ソリューション
グラフィック
エージェンシー
スタッフ
アートディレクター:平野真弓
デザイナー:森弘麻友・竹田景子
プロデューサー:横山文啓
「さくら緑茶」ポスター
制作概要
お客さまのニーズと課題
以前、当社にて株式会社伊藤園様の「黒豆茶」の店頭ツール一式を制作しました。この商品は30〜40代の女性をターゲットとしていましたが、今回制作した「さくら緑茶」も女性を意識した商品ということでご依頼をいただきました。

「さくら緑茶」は毎年、季節限定で販売している商品です。従来の女性ターゲットに加え、若年層もターゲットとしており、やさしく、おしゃれで、華やぐようなデザインを希望されていました。

また、本ツールは店頭販促物であるため、ただやさしいデザインにするだけでなく、店頭で埋もれず、しっかりと目を引くことも重要なポイントでした。さらに「さくら緑茶」販売と同じ時期に、店頭で隣に別商品のキャンペーン告知が並ぶとのことで、並んだ時に一目で商品差別化できることが求められました。その別商品の販促が青〜濃紺を基調としたデザインのため、こちらのデザインでは青系の色を使用する場合、配色のバランスを配慮する必要がありました。

オリエンテーションの際に「さくら緑茶」を試飲させていただき味や香りを体感。そちらをもとにブレストをしながら、ご担当者様の求めるデザインの方向性を探っていきました。
私たちの解決策と
制作へのこだわり
今回の商品パッケージがパール感のある淡いデザインのため、どのようなデザインで商品を立たせていくのかが課題となりました。昨年は他社にてポスターを制作されていましたが、背景を全面ピンクにしたことでパッケージが埋もれたそうで、桜のピンク色をどう扱っていくのかが難しいポイントでした。

桜の季節限定の商品は、お茶に限らず毎年いろいろな商品で展開されています。そこで過去にどのような表現方法があるのか情報収集から始めました。チームで自由にアイデアを持ち寄り、社内ブレストをして提案の方向性とアイデアを固めていきました。実制作については、ターゲットが若年層ということで、若手デザイナーを中心に進めていきました。

パッケージの持つ春らしい素敵なデザインをどのように魅せるのか、試飲した時に感じた「自然な”さくら”の香りとお茶の甘いすっきりとした風味」をどのようなビジュアルで表現していくのか探っていきました。可愛らしさの演出としてチョーク風の手書きの桜イラストを用いた案や、抜け感を感じさせる春の空をモチーフに商品を立たせる案など複数の表現方法で提案しました。決定した案は桜の花びらの形状をシンボリックに見せることで、一目で桜らしさが伝わり、店頭でフックとなるデザインに仕上げました。
結果(成果や評価)
ご提案した際に、ご担当者様から「かわいく仕上げてくださりありがとうございました!」とのお礼のお言葉をいただきました。