第八回クレヨンプロジェクト in ネパール #3 #4

WORKSHOP

第八回クレヨンプロジェクト in ネパール #3 #4

デザインの力で、何でもない木片に新たな価値を

アイスの木の棒を使ってブレスレットを作るワークショップを7,8年生に実施しました。
このワークショップを通して伝えたかったことは大きく2つ。

1.何でもない木片でもデザインの力で価値のあるものに変わるということ
2.色には意味があるということ

普段ゴミとして捨ててしまうアイスの棒が、曲がるということ、そしてそれがブレスレットになるということに、子どもたちは驚きと喜びの表情を見せてくれました。
また、赤=「情熱的」「闘争心」 青=「平和」「誠実」「涼しい」「孤独」 白=「はじまり」「軽い」など色には様々なイメージがあるということを伝えた上で、1人3色選んでもらい、その3色でパターンを描いてもらいました。
一人ひとり全く異なるオリジナリティ溢れるパターンを皆が描いていて、中には2つ目、3つ目を作りたいとリクエストする子もいるぐらい皆が本当に楽しんでいる様子が印象的でした。
高い山の上で、シャワーも冷蔵庫も洗濯機もない、便利とは決していえないラムチェ村。
だからこそ、何の価値もない物が、デザインと子どもたちのアイデアで、価値がある物になるということを今回のワークショップを通して伝えられたら嬉しいなと思います。
最後に、自分事になってしまいますが、このネパールの子供達とのワークショップを通して、自分が忘れかけていた、純粋にモノを作る楽しさを思い出させてくれたことに最大の価値があったと思っています。

岡田章

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個性溢れる教室サインで、学校を便利に

今回のワークショップで共通テーマにしたのは、「デザインを通したコミュニケーション」。
毎日通う学校に、教室サインを作るワークショップを実施しました。
子どもたち一人ひとりに、「学校にどんなサインがあるとみんなが使いやすいか?」「どんなデザインにすると伝えたい情報が伝わるか?」を考えてもらい、1人1つ教室サインを制作してもらいました。
タイポグラフィーのように文字にデザインを施す子、こだわりが強く背景色を何度も塗り直す子、思い思いのイラストを描く子、自分の作品が終わると隣の子の作品を手伝い始める協力的な子など、色んな子どもたちがいたのが印象的でした。
1つ1つ全く異なる個性あふれる教室サインは早速校舎に飾られ、学校を彩っています。
今回のワークショップを通して、子どもたちが自分たちのアイデアやクリエイティビティを大切にし、それがどんなものでも作り出せる力になることを知ってもらえたら嬉しいです。

柄谷 舞子

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