第八回クレヨンプロジェクト in ネパール #1 #2

WORKSHOP

第八回クレヨンプロジェクト in ネパール #1 #2

4年ぶりのネパールで「デザインを通じてコミュニケーションを学ぶ」ワークショップ

カトマンズから100km離れた山間のラムチェ村への4年ぶり4回目の訪問。
チームはちょんまげ隊のツンさんたち5名とたきコーポレーションの3名、計8名でした。
コロナ期間中も地元と連携しサポートを続けてきました。4年ぶりのネパールに足を踏み入れると街は賑やかさを取り戻し、カトマンズからラムチェ村への道も整備さているエリアが延び、道中に建設中のホテルが増えていました。
コロナ禍の困難にも負けずネパールがしっかりと前進しているのを感じました。
ラムチェの学校には新しい校舎ができ、子供たちも着実に成長しています。
ただし、学校の先生が限られているために美術や図工、体育などの情操教育は依然として不足しています。
学校卒業後は村を離れ、街の学校に進学したり、仕事をしたりと新たなステージに進む子供たち。ワークショップでの創意工夫が、子供たちのこれからの人生に少しでも役立つよう願いながら、今回もまた新たなワークショップにトライしてきました。
ワークショップの考え方や子供たちの姿勢によって、ラムチェ村の学校の校長先生も、「子どもたちの将来の可能性を感じた。もっとこのような機会を増やていきたい」と伝えてくれました。

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感謝を伝える飛び出すメッセージカード

良いコミュニケーションは相手を喜ばせることから。
身近な人に感謝を伝えるメッセージカードを作るワークショップを5,6年生に体験してもらいました。
ネパールでは言葉で「ありがとう」を言う習慣があまり無いと聞いたことがあり、その根底には「みんなお互い様」という考えがあるらしいです。これから、子供たちが街に出て、異なる文化に触れる機会が増えたときに「感謝」を言葉で表現できると良いなと思い、このワークショップを実施しました。
日本の子供に作ってもらった飛び出すメッセージカードのサンプルを見せると、飛び出す仕掛けにみんな目を丸くしてビックリ。「驚き」が「作りたい気持ち」に変わり、真剣に絵を描き、メッセージを書き、楽しみながら素敵なカードを作ってくれました。
日程的に時間がなく、カードをちゃんと手渡すところまで追いかけられなかったのが残念でした。
人を喜ばせる体験をこれからも続けてもらえたらいいな。

東福 秀哉

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