紙と鉛筆があれば小学3年生から学べるデザインの基礎

WORKSHOP

紙と鉛筆があれば小学3年生から学べるデザインの基礎

千葉教育研究会で小・中学校の先生へ授業

2023年11月9日。千葉県教育研究会(通称:千教研)にお招きいただき、デザイン思考の課題解決型授業「図工2.0」の研究活動やデザイナーの設計した授業をワーク形式で体験していただきました。
千教研は千葉県の小中学校の先生たちが各教科など28の部会に分かれて行っている「授業改善」のための研修になり、毎回様々な講座やゲストを招いて授業改善のヒントを得ているそうです。今回は会場となる松戸市立相模台小学校に、造形教育部約40名の先生が図工の授業の研修としてお集まりくださいました。
120分の授業では前半に「デザイナーの仕事について」、「デザイナーが作る図工の授業について」お話をさせていただきました。先生方は普段あまり馴染みのないデザイナーの仕事内容についてとても興味深そうに熱心に聞き入っていました。

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紙と鉛筆があれば小学3年生から学べるデザインの基礎

授業の後半はワーク形式としてデザイナー向けトレーニング「紙と鉛筆があれば小学3年生から学べるデザインの基礎」を体験していただきました。このプログラムは美術やデザインの基礎を学んでいない主にwebデザイナーの方向けに設計されたもので、デザインの基本となる「誰のために何を作るか」「見た目を作るプロセス」をワーク形式でトレーニングする内容となっています。
例として、4つのオレンジジュースのパッケージを見て「どれが一番カラダに良さそうか?理由もつけて選ぶ」や「おにぎりの図に自由に書き足して、おいしそうなデザインを考える」など。普段意識しない感覚の言語化とアイデアを発想する時間を先生方は楽しんで取り組まれていました。
今後、義務教育ではディープラーニングに代表されるような探求型の授業、より子供たちが能動的に学ぶ授業が求められます。今回のデザイナーによる授業の例が少しでも多くの先生方のヒントになり、より楽しい図工の授業が行われれば幸いです。

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