ネオン トート #３

今回トートバックにマスキングテープとネオンカラーのインクで色を付けるワークショップを行いました。

ネパールのラムチェ村の学校には美術の授業がありません。そのため

支援を始めた当初は、何色ものペンを渡しても1色だけで絵を描いてしまうと聞き、今回はこの３つのルールをつくりました。

１・テープの中を塗ること

２・必ず３色つかうこと

３・インクは混ぜない

私がこのワークショップで一番驚いたのは、戸惑ってできない子や、周りの目を気にして同じものを作ろうとしてしまう子がいなかったことです。

日本では大人でも周りと同じようにしていないと不安に思う人が少なくありません。
ラムチェ村では少ない物資の中で日々工夫をして生活しているからなのかもしれませんが、全員がワークショップの課題とこのルールの意味を考えて丁寧に取り組んでくれたように思い、それがすごく嬉しかったです。

今回のワークショップで、ネパールににあって日本にはないものが沢山あることを知れたので、このことを今後の活動にどう生かしていくかを考えていきたいと思いました。

桑原 詩織

カラフルな木で、心地よい学び場を #４

僕が企画したワークショップは、子どもたちの手形でつくる、大きな木のモニュメントづくりです。ネパールはアジアの最貧国。その山奥にある学校は、どうしても殺風景なものです。

そこで着目したのが色彩効果でした。カラフルなモニュメントとともに、学校に通う毎日を朗らかな気持ちで過ごし、成長してほしい。また、みんなで協力すれば、どんなに大きなこともできるということを、感じてほしいと思いました。

そして、その木は名付けて「lalaの木」。うれしい時や心地よい時など「lalala」と口ずさむものです。このモニュメントで少しでも、子どもたちの学び場が、心地よく楽しい空間になり、健やかに育ってほしいと願っています。

田中隆造