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テーマ:イベントレポート
更新日:2026.04.09
坂田ミギー氏×藤井賢二の特別対談を実施 ~たきコーポレーション デザイン戦略会議 2026~
ブログ編集部

こんにちは、たきブログ編集部です。先日、当社内において「たきコーポレーション デザイン戦略会議 2026」を開催いたしました。当日はゲストとして、NPO法人SHIFT80代表理事・株式会社こたつ共同CEOクリエイティブディレクターを務める坂田ミギー氏をお招きし、当社取締役・CDOの藤井賢二との対談を実施。今回は当時のトークの様子を、一部抜粋してお届けします。

(左から)NPO法人SHIFT80代表理事・株式会社こたつ共同CEOクリエイティブディレクター 坂田ミギー氏 / 株式会社たきコーポレーション 取締役・CDO 藤井賢二
INDEX
トークテーマ:広告制作時代に培ったスキルで今の自分を支えているもの。
坂田:新卒でシステムエンジニアになり、その後Webディレクター、プランナー、デザイナーというキャリアを歩んできましたが、その経歴のすべてが今の自分を支えてくれていると思います。また業界の外に出て感じたのは、企画書を書ける人材は意外と少ない、ということです。伝えるための書類を作るというのは、実は高度なスキルと言えるのかもしれません。
藤井:企画書では、ただ単に商品やサービスを紹介するだけでなく、なぜそれが必要なのか、どういった効果が期待できるのかなど、相手に理解してもらうためのストーリーやデザインまで考えていかなければいけませんからね。
坂田:どういう風に書けば伝えることができるか。そうしたことを日常的に考え使えるようになっているのは、すごく恵まれていると感じます。UI/UXや広告でも、あっちの言い方よりもこっちの言い方の方が良いなど、自信を持って判断することができますからね。でも実は、こういう業界にいたことがないと、それができないという人も多い。スタートアップ企業などでも、プレスリリースが書けないというところが少なくないんですよ。
藤井:食品業界なら食品、不動産業界なら不動産を扱うのが本業であって、言葉やデザインを使うのはいわば専門外なんですよね。だからこそその道のプロがいて、プロに任せようという流れも生まれてくる。
坂田:だからこそ、今までのキャリアがなければ、Webサイトを作ったり、そこのコピーを書いたり、画像を撮影・編集したりといった、一連の作業はできなくなっていたでしょうね。
トークテーマ:広告代理店を離れて今の広告業界はどう見えますか?
坂田:予算削減などのネガティブな情報も多くあるかもしれませんが、それでも他の業界に比べれば潤沢だと思いますね。また、たきコーポレーションを見て思うのは、研修やセミナーなどの教育体制が非常にきっちりしているな、ということです。他の広告系の会社で、そこまで丁寧にやってくれるところはあまりないのではないでしょうか。
藤井:手前みそではありますが、確かにたきコーポレーションでは研修に力を入れるという意識や姿勢は強くありますね。
坂田:正直、私が入社したいと思ってしまいますよ(笑)。加えて、たきコーポレーションのデザイン戦略では「超プロフェッショナル型マイクロインフルエンサー」と「課題解決型
アートディレクター/クリエイティブディレクター」という二種類のプロフェッショナルを育成する計画を立てていますが、これは最高だと思いますね。どちらを目指しても自分の財産になると思いますから、全員目指して欲しいと思います。
藤井:正直な話、広告業界は外から見て明るく見えますか?
坂田:とても明るく見えます。中にいる時は、予算が減ったり、暗くなってきているような気もしていましたが、外から見ると全然そんなことはないと感じます。
トークテーマ:なぜ自らブランドを運営する側になったのか。
藤井:自身のブランドを立ち上げたいというのは、多くの人が目指すところではあると思います。しかし、実際に運営するのは決して簡単なことではなく、勇気もいるものです。なぜその一歩を踏み出すことができたのですか?
坂田:広告業界での仕事は、基本的には受注なんですよね。クライアントや代理店が声を掛けてくれることで、初めて仕事が生まれる。しかし、それが未来永劫続くとは思えなかったんです。自分より年上のクリエイティブディレクターは数えるぐらいしかおらず、ロールモデルもない中で、このままではいずれ受注も減って、生存できなくなってしまう可能性もある。そう考えた時に、自分で舵を切れるものをと思って、ブランドを運営するようになりました。
藤井:ブランドと言うとすこし大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、要は自らも発信していくことで生き残っていくということですよね。
坂田:小さいところから始めてみるのは、すべての人におすすめだと思いますね。そうして、こんなところにもお金がかかるんだというのがわかると、クライアントからいただくお金の価値の重さもわかるようになります(笑)。
トークテーマ:AIによる総人類クリエイター時代におけるクリエイターとは?
坂田:AIがあるから人手がいらない、というのは事実としてあると思います。私自身、ちょっとしたリサーチや原稿の作成ではAIを活用していますからね。そうした中でクリエイターが生き残っていくためには、自身の人間性を磨いていくことが重要なのではないでしょうか。クリエイティブ自体はAIを使えばすぐに出力できるかもしれませんが、クリエイター自身の人格が良くなければ、そのクリエイティブが纏う品格や品性は良くなりません。技術があるだけでなく、人間的にも優れたクリエイターが評価されるようになってくれると嬉しいです。
藤井:教養という言葉がありますが、これは単に頭が良い、勉強ができるという意味ではなくて、他の領域への理解があるということなんだそうです。他のことを学び、自身の知識と融合させることこそが教養である。そう考えると、クリエイターには「人と人」「物と物」とを繋げていく能力が必要なのではないかと思います。
坂田:人と人の繋がりは、AIではクリエイトできませんからね。
トークテーマ:インフルエンサーになるためには?
坂田:「心に軸がある人」と言おうと思ったのですが、必ずしもそうではなさそうな人もいますね(笑)。ただ共通して言えるのは、とにかく発信することが大切だということです。どんなに素晴らしいアイデアも、発信しないと誰にも見てもらうことができません。私自身、旅をしていた時に暇を持て余してブログを書いた結果、ファンができていったのが最初のスタート地点です。それぐらいの気持ちで、目指していっても良いのではないでしょうか。
藤井:とはいえ、どんな些細な発信であっても継続するのは難しいじゃないですか?続けるためのコツや秘訣はありますか?
坂田:自分にとって楽しい、続けたいという思えるジャンルを見つけることじゃないでしょうか。動画編集が嫌いなのに、YouTubeで発信し続けるのは困難だと思います。私の場合、文章を書くのが好きなので、ブログやnoteなどで発信を続けています。やっぱり、好きじゃないと続きませんよ。

「たきコーポレーション デザイン戦略会議 2026」の様子
