TAKIブログ

UXデザイン制作カンパニーIDEAL
UXディレクター・執行役員
天明久尚

投稿者

アカウントプロデュース部
プロデューサー
冨田和奏

投稿者

こんにちは、たきブログ編集部です。たきコーポレーション65周年を記念して⾏われた「⼤阪・関⻄万博」でのフィールドワーク<未来デザイン発⾒プロジェクト>。今回は、本プロジェクトのリーダーを務めた天明と、2年⽬の若⼿ながら果敢に参加した冨⽥に、プロジェクトを進める上での苦労や⼯夫、そして得られた学びについて伺いました。

未来デザイン!発見プロジェクトKV

天明久尚(IDEAL所属)
1996年入社。コピーライター/プランナーとして各種サービス、コミュニケーション企画に携わりながら、UXの視点に立ったディレクションを行う。全社採用戦略担当として、クリエイティブ業界を志す学生の就活支援も行なっている。

冨田和奏(アカウントプロデュース部所属)
2024年新卒入社。アカウントプロデューサーとしてパッケージデザイン、WEB、撮影、ブランディングなど幅広い案件を担当。また、社内イベントの企画運営などにも積極的に参加。

世界最⼤規模のコンテンツパワーを持つ万博で、フィールドワーク

―「未来デザイン発⾒プロジェクト」発⾜の経緯について教えてください。

天明:2025年、たきコーポレーションは創⽴65周年を迎えました。パーパスである「つくる。その喜びで、⽣きる。動かす。」を体現するべく、社員主導のさまざまな取り組みが⾏われており、その⼀環として本企画が⽣まれました。内容としては、「展⽰会など現地へ赴き、フィールドワークで得た知⾒や発⾒をパネル展⽰会として社内に共有する」というものですね。

訪問先については多くの意⾒が出たのですが、当時すでに⼤きな話題だった⼤阪・関⻄万博に⾃然と決まりました。良い意味で、他の選択肢が⼊る余地がなかったくらいです。ただ、⼤規模イベントへの参加は、費⽤・⼈員ともに負担が⼤きくなります。そのため、企画の「成果」―得られる学びや、その活⽤⽅法―については事前にしっかりと設計する必要がありました。

―冨⽥さんは⼊社2年⽬での参加でしたね。

冨⽥:そうなんです。私は元々万博に興味があり、企画が発表された段階で「⾏けたらいいな」という気持ちはありました。ただ、⼊社後2年⽬と経験が浅い上、通常業務もある中で周囲に負担をかけてしまうかもしれないと思うと、なかなか⼿をあげられませんでしたね。

天明:実際に参加を決めると、週1で事前ミーティングがあり、現地取材は3⽇間みっちり。なかなかハードでしたからね。そのため、募集⼈数より応募者が少なく、冨⽥さんをはじめ数名には直接声を掛ける形になりました。

冨⽥:そのおかげもあり、参加を決断できました。逆に、応募のハードルが低かったとしたら参加希望者も多くなり、私は遠慮していたかもしれません。

⼊念な事前準備が、より密度の⾼い学びにつながった

―今回のプロジェクトでは事前準備を⼊念に⾏ったと伺いました。どのような点が⼤変でしたか?

天明:情報収集は主にインターネットで⾏いましたが、調べ始めた時期はまだ開催前だったこともあり、情報がとても少なかったんです。各パビリオンの展⽰内容すら分からない状態で「どのテーマで何を⾒れば会社に有益な情報を届けられるか」というテーマ設定に苦労しました。

冨⽥:公式サイトも更新が少なかったので、開催期間に⼊った後はSNSを中⼼に調べるようになりました。SNSなら最新情報を拾いやすく、実際に訪れた⼈の⽣の声やtipsも得られます。公式サイトには載っていない追加ルールもあり、調べておいて本当に良かったと思います。

天明:若⼿メンバーのリサーチ⼒には本当に助けられました。SNSを活⽤するというアイデアも彼らの提案ですし、もし私ひとりで情報収集をしていたら、現地での動き⽅も、得られる情報量も⼤きく変わっていたと思います。

冨⽥:私は普段から旅⾏や買い物の際にも徹底的に調べ尽くすタイプなんです。その習慣がここで役にたつなんて思いもよりませんでしたね。その上、集めた情報を共有すると、みなさんが反応してくれたのが嬉しくて。「より良い情報を探してこよう!」と⾃然とやる気が出ました。他のメンバーが補完してくれた部分もあり、情報の精度がどんどん⾼まっていっきました。

天明:年次や役職の異なるメンバーが集まっていましたが、役割を固定せず、それぞれの得意なことを⾃由に発揮できたのが良かったですよね。いいチームでした。

―事前準備を経て、実際に現地を訪れてみていかがでしたか?

天明:徹底した事前準備があったので、現地では驚くほどスムーズでした。1 ⽇で 5〜6 箇所は回れたと思います。ただ会場が広く、毎⽇⽴ちっぱなし歩きっぱなしの取材を続けたので、体⼒的な疲労はありました。

冨⽥:待ち時間もムダにせず、チャットで情報共有していましたよね。おかげでかなり効率よく動けたと思います。キャンセル待ち整理券のような「現地でしかわからない情報」も拾い集め、それも活かして臨機応変に対応できたと思います。

学びを社内へ還元するパネル制作

―取材後はパネルを制作し、社内共有を⾏いました。⼯夫した点や苦労した点を教えてください。

天明:取材やレポート作成に不慣れなメンバーもいたため、制作プロセスを4つに分け、それぞれ専⽤ワークシートを⽤意してまとめやすくする⼯夫をしました。

1段階:全員が全てのテーマに対して取材した情報を共有
2段階:その情報を材料に、執筆担当者が記事の流れ(起承転結)を整理
3段階:記事作成+編集作業(レイアウト+掲載写真選定)
4段階:パネルデザイン化

デザイナーはデザインのプロですが、記事を書くには別のスキルが必要です。⽂章⾃体も書き慣れていないメンバーが多かったので、現地で得た気づきや学びを正しく伝えるため、意⾒交換をしながら進めました。

冨⽥:そうですね。このパネル作成プロセスがあったおかげで、記事作成に不慣れな私でも、なんとか記事を書くことができました。記事(テーマ)は全部で11本あり、それぞれ執筆担当者が決まっていたのですが、メンバー全員の視点がきちんと取りいれられるように⼯夫されていたのが印象的でした。⾃分が⾏ってないパビリオンとの意外なつながりを発⾒カ所すできたり、テーマをより深掘りする⼿がかりになりましたね。

プロジェクトを終えて

冨⽥:事前にしっかりと計画を⽴て、アウトプットを意識しながら動くのは初めての経験でした。その視点を持つと、どんなに⼩さなパビリオンでも「何か得られることはないか」と、新たな発⾒を探すようになり、それが深い学びにつながった気がします。作り⼿の意図や気持ちにもより敏感になりましたし、今後の仕事に活かせると感じています。

天明:年次も役職も違うメンバーが、同じ⽬的に向かって⼀緒に活動するという経験は、なかなかできません。だからこそ、今回のプロジェクトは本当に貴重な時間でした。以前からリサーチの⼤切さを感じてはいましたが、今回⼀緒になったメンバーのリサーチスキルには本当に驚かされることばかり。さまざまな局⾯で刺激をもらえたプロジェクトでした。