制作実績
アドミュージアム東京 様
ライオンロゴが動き出す。Cannes Lions 2024展グラフィック制作
制作概要
- お客さまのニーズと課題
- 汐留にある「広告」をテーマにした展示施設・アドミュージアム東京。
同館で開催された「世界のクリエイティブがやってきた」展では、ニューヨーク、ロンドン、カンヌという世界を代表する3つのクリエイティブアワードの2024年受賞作品が紹介されました。その一環として行われた「The Ad Museum Tokyo / Cannes Lions 2024展」にて、キービジュアルおよび会場内グラフィックのデザインを担当しました。
カンヌライオンズの“ライオンロゴ”をモチーフにグラフィックを制作するという制約の中で、ロゴの視認性を保ちながら、同じモチーフでいかに新鮮さと意外性を生み出すかが大きな課題でした。テーマである「あなたが、揺さぶられる」を直感的に表現するため、ライオンロゴや文字の“揺れ”を軸に数多くの動きを検証。揺れの強弱や方向によって視覚的な印象や感情の動きが変化するため、アートディレクターと密に連携しながら、1枚ごとの表現が全体のストーリーとしてつながるよう構成しました。
- 私たちの解決策と
制作へのこだわり - ロゴを大胆に一枚に配置するもの、複数を並べて動きを生むものなど、各ポスターごとに構成を変え、同一モチーフでも並べたときに単調にならないようメリハリをつけました。ロゴの視認性と動きのバランスを探りながら、シリーズとしてのリズム感と躍動感を両立させる最適解を導き出しています。揺れの表現によって、ロゴが走り出すように見えたり、衝突の瞬間や残像が浮かび上がるように見えたりと、動と静が同居する多様な表情を生み出しました。視覚的な“読み解く楽しさ”を感じられるデザインを目指しました。
ブランドカラーであるブルーを基調に、新たな表現を模索。会場内にはテーマと連動した什器を配置し、グラフィックとの一体感と奥行きを持たせた展示デザインを実現しました。
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