制作実績
一般社団法⼈ カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA) 様
音楽人5,000人が選ぶ、国際音楽賞。「MUSIC AWARDS JAPAN」クリエイティブ制作
- 業種
- 芸能・映画・音楽
- ソリューション
- ブランディング, グラフィックデザイン
- エージェンシー
- 株式会社電通 様
- スタッフ
- デザイナー:森本一平・鈴木咲絵
プロデューサー:合澤淳一郎
<制作カンパニー>
デジタル制作カンパニーZERO









制作概要
- お客さまのニーズと課題
- 今回「新しい国際的な音楽賞」を立ち上げるにあたり、ロゴマークをはじめ、トロフィーやツール類など、多岐にわたる制作物を当社で担当しました。
ロゴマーク制作では、ディティールを整える精緻化を行い、使用規定をまとめた「ロゴマニュアル」を作成しました。さらに、トロフィー、新音楽賞告知用サムネイル、業界関係者向け資料や一般向け説明資料、関係者用パス、受賞者証明書など、さまざまな関連制作物にも携わりました。
- 私たちの解決策と
制作へのこだわり - 本プロジェクトは規模が大きく制作物も多岐にわたったため、事故が起こらないよう細心の注意を払いながら進めました。「新しい国際音楽賞」という特性を踏まえ、長く注目され続けることを意識しつつ、「新しさ」と「日本らしさ」を両立させるデザインを目指しました。
ロゴ制作では、「新しい音楽の祭典の幕開け」をテーマに、下部に日の出を思わせるぼかしを配置しました。楽譜の五線譜を「MUSIC」のMに見立てるなど細部にこだわりました。また浮世絵における日本独自の擦り技法の一つ、「拭きぼかし」を使用し、テクスチャーを作成するなど、手の込んだ仕上がりとなっています。このぼかしの表現はトロフィーにも踏襲されました。
トロフィー「THE RUBY」の制作は、普段グラフィック中心で立体物のデザイン経験が少なかったため、新鮮で学びの多い経験でした。手に渡るものとしての安全性や持ちやすさ、テレビ映えなども考慮しつつ、主要6部門とグランプリの差別化を検討。モックや展開図でサイズ感を確認し、質感や金色の使用など特別感の演出も試行錯誤しました。受賞者名は授賞式まで非公開のため、仮名で文字バランスを確認し、授賞後に名入れする工程を組み込むなど、細やかな調整を行いました。
これらの制作を通して、ロゴやトロフィーといった象徴的要素だけでなく、長期的に注目されるイベント全体の世界観を意識したデザインを実現することができました。
- 結果(成果や評価)
- デスクでPC作業をしている間は規模感など想像しきれない部分もありましたが、会場で完成形を目にした瞬間、感動が込み上げました。5月に行われた授賞式では、著名アーティストが「THE RUBY」を手にしている姿を見ることができ、嬉しく思いました。クライアントにも満足いただき、2026年度の制作物についてもすでにご相談をいただいています。
■本案件に関しては、ブログ記事でも紹介しています
「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」クリエイティブ制作で得た学びと成長






