制作実績

「きみが生み出せ。最強王。」媒体特性を活かした広告制作

Gakken 様

「きみが生み出せ。最強王。」媒体特性を活かした広告制作

業種
教育・学習支援
ソリューション
グラフィックデザイン, インタラクティブコンテンツ開発
エージェンシー
株式会社朝日新聞社 様
スタッフ
デザイナー:佐藤彰人・河本麻伊
プロデューサー:三上恵実

<制作カンパニー>
グラフィック制作カンパニーONE
制作概要
お客さまのニーズと課題
株式会社朝日新聞社様が主催する広告コンペティション「第73回 朝日広告賞」に参加しました。課題出題社であるGakken様から提示されたテーマは、以下のとおりです。

「シリーズ累計500万部を突破したバトル図鑑。『誰が一番強いのか?』という想像力をかきたてる作品をお待ちしています。」

この課題の対象は、2025年に10周年を迎えた人気シリーズ『最強王図鑑』。「動物界や恐竜界など、各種属の猛者たちをトーナメント方式で戦わせ、最強を決めてしまおう」というコンセプトで作られた、シミュレーションバトル図鑑です。「マンガ昆虫最強王図鑑」「水中&空中最強王図鑑」など、幅広いラインナップが展開されており、長く親しまれています。

今回の広告制作では、シリーズの魅力である「誰が一番強いのか?」という想像の楽しさを、どう表現し、どう多くの人に届けていくかが問われました。

■「最強王図鑑シリーズ」について詳しくはこちら(外部サイトにリンクします)
最強王図鑑公式サイト
私たちの解決策と
制作へのこだわり
最強王図鑑シリーズの面白さは"子供の想像力"にあると捉え、ただ伝える広告ではなく、子供が参加したくなるような設計を意識しました。「あなたの思う最強は何?」と問いかけることで、見た子供が自然と想像したくなるような、参加型の広告表現を提案しました。

同時に11案ほど進行していたためスケジュールはタイトでした。また、チーム内で議論する中で、参加型広告を新聞上で成立させるにはどんな面白さや意義があるのか、新聞ならではの表現とは何か、といった点でも悩み、考えを深める必要がありました。

参加型の狙いを活かすため、一般の部ではなくデジタル連携の部※に切り替えました。制作では"本当に楽しいか?"を軸に試行錯誤を重ね、広告賞としての新しさを保ちつつ、「描く」という新聞ならではの体験要素を組み込むことで、媒体特性を活かした表現に落とし込みました。

見たことのない新しい参加型広告を目指し、あえて右側に空白を残した“未完成”のような構成にしました。完成された広告ではなく、見る人が自由に想像し、参加できる余白を設けることで、最強王図鑑の魅力である想像力を引き出すことにこだわりました。

※デジタル連携の部・・・新聞広告を介して、ARなどデジタル媒体と連携する作品を表彰する部門。
結果(成果や評価)
数多くの応募作品の中から、本作品は〈一般公募〉デジタル連携の部にて入選することができました。広告賞という性質上、実際の納品はありませんが、広告賞の授賞式に参列してくださったGakkenの方に作品を気に入っていただき、「実際に広告として出したいから、社内で取り合ってみる」とまで言っていただけたのが印象的で、とても嬉しい反応でした。

■受賞ニュースはこちら
【広告賞受賞】第73回 朝日広告賞にて入選しました