第六回クレヨンプロジェクト in ネパール #1 #2

WORKSHOP

第六回クレヨンプロジェクト in ネパール #1 #2

3年目のネパール ラムチェ村で色をテーマにワークショップ #1

今年(2019年度)もちょんまげ隊のツンさんたちとたき工房3名、合わせて支援隊10人グループでネパール支援に行って来ました。
5年前に支援隊がラムチェ村に入った時、子供たちは多くの色を使って絵を書く機会が無く手に持った1色のペンで一生懸命に絵を書いていたそうです。
3年前にSDLが村に行った時も、絵を描く時にいつも躊躇しちゃう子。隣の子の絵を見て同じ絵を描く子。自由に描いてと言っても見本を写す子。とても多かったです。
そんな子供たちも今までの継続的な支援もあり、より絵を描くことに前向きになり自己表現が上手になってきました。もっと描かせて欲しいと意欲が溢れています。

この3年間毎年行くたびに子供たちの成長を見てきました。
はじめに6年生で出会った生徒も9年生。来年10年生で卒業が見えてきます。
成長した村の子供たちの多くは村を出ていきます。
その先の人生で少しでも想像することや工夫することが役に立つと良いなと願っています。

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自分の名前をデザインしよう #2

村に行っていつも困るのが、子供たちの名前を聞いてもすぐに覚えられないこと。。
3回目のラムチェ村訪問で10名くらいの子供の名前は覚えているのですが、なかなかみんなの名前を覚えるところまでは難しい。英語で名札を作れば新しく村を訪れた人も名前でコミュニケーションが取れるので距離が近くなるし、自己表現として名前をデザインすることは良い経験となると思い今回のワークショップを実施しました。

文字の形やスタイル、使う色によって人に与える印象が変わることを勉強してもらってから、なりたい自分を名刺サイズにデザインしてもらいました。
スタートしてから多くの子供たちが自分の名前を大きく書くことができませんでしたが、徐々にエンジンがかかり、みんなのカラフルな名札が出来上がりました。

好奇心や幸せをイメージした黄色地に活動的で情熱のある赤い字で名前を、周りの装飾は清潔でおちついた青で。作った名札を説明してくれた子供の恥ずかしがりながらも自信に溢れた顔が見れて感動しました。
名前を呼びあって、顔を見合わせてコミュニケーションとる時間の大切さに改めて気づきました。

東福 秀哉

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映像制作:Action Lab KUMAMOTO / movie creator Tetsu Sonoda

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