たき工房 新卒採用 「プロジェクト 八千代綴り」のご紹介です。
アートディレクター。2004年たき工房入社。
幅広い領域の案件に携わりながら、
プロダクトブランド「TAKI PRODUCTS」の
中心メンバーとしても活動。
グッドデザイン賞、京都デザイン賞など受賞歴多数。
「悩むくらいなら、とりあえずやってみる」
がモットー。
奈良時代より受け継ぐ「経師」による伝統技術で、和本装丁などを手がける株式会社大入との共同開発により生まれた、1000年色褪せないアルバム「八千代綴り」。その完成までの道のりとは。
 株式会社大入さんとの出会いは展示商談会。大入さんが普段請け負う図書館や美術館向けのB to B事業ではなく、個人に向けたB to Cの新たな事業にチャレンジしたいとのことでご相談いただきました。その後、わざわざ京都から会社にきてくださり、そこで製品の見本品を見て、その質の高さに感動したこと、新しいチャレンジをしたいという熱意を強く感じたことを覚えています。
 「八千代綴り」をつくるにあたって特に苦労したのは、伝統技術の残し方と、現代の人に向けたデザインの活かし方。伝統的な作法として残すべきところがあったり、何かを5mmずらしただけでも不都合が出たりする。都度、こちらの提案を職人の方々に聞いていただき、何度もすり合わせを重ねながら製品に落とし込んでいきました。出来上がった製品とプロモーションムービーが京都デザイン賞を受賞した時は、歴史や伝統を今の人に伝わる形にできたのかなという手応えを感じ、嬉しかったですね。
 ここまで時間をかけて、他の領域の方と共に一つの製品をつくり上げたのは自分も初めての経験。目的に向かって、立場を超えて意見を出しあえるチームメイトのような関係性をつくれたと思います。僕はこれからの時代、新しいことにチャレンジしていかないと、デザインで課題を解決できなくなってしまうんじゃないかという危機感が強くある。だから、大入さんのチャレンジする姿勢に共感しましたし、一緒に高め合いながら作業ができることを嬉しく思いました。これからも、領域や自分自身にしばられず、常に新しいことへチャレンジしていきたいと思います。