第十回クレヨンプロジェクト in ネパール #1#2
WORKSHOP

デザインを通じて子供たちの未来を明るく
標高1,400mのラムチェ村で今年もデザインワークショップを実施しました。今回で5回目となる訪問には、ちょんまげ隊のツンさんたち3名とたきコーポレーション3名の計6名が参加しました。
ネパールでは道路整備などのインフラ発展が少しずつ進み、街や人々の活気はさらに元気に感じられました。ラムチェ村の子どもたちは変わらず元気いっぱい迎えてくれましたが、情報社会の影響も見られるようになっていました。携帯電話の普及により情報が世界中に届く一方で、写真撮影を嫌がる子どもの姿から、SNSのネガティブな影響に対して村の大人たちが教育を進めている様子も伺えました。
一方、学校では依然として美術や図工、体育といった情操教育が不足しており、先生の数も限られています。校長先生や先生たちからは、ワークショップを通じた継続的なサポートへの感謝の声をいただきました。この活動を継続し、さらに広げることで、子どもたちの成長を支える取り組みを続けていきたいと思います。


万華鏡でラムチェ村をアートに
今年のワークショップテーマは「万華鏡でラムチェ村をアートに!」。身近にあるアイテムを工夫することで、子どもたちが普段見慣れた景色を新しい視点で楽しみ、唯一無二の世界を体験してもらいました。
製作キットは日本で準備。子どもたちに万華鏡の説明をした後、キットを使って組み立ててもらいました。筒に名前を書きプラ板を三角に組み立てビー玉を装着すると自分だけの万華鏡が完成。出来上がった万華鏡を手に子どもたちは学校の周りをキョロキョロウロウロしながら、自分だけの特別なアートを次々と発見しました。日常をちょっとした工夫で特別に変える楽しさを味わってもらえたと思います。
これからもデザインの力を通じて、子どもたちの笑顔と未来を広げる活動を続けていきます。
東福 秀哉

